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概要

BloomLetter101

「八重の家」の入居が始まりました西勝康三月一日に、予定通りL・ファミリーモア八重の家がオープンしました。以前から小欄においてもお伝えしていました通り、この高齢者集合住宅には要介護認定を受けておられるけれども身の回りのことは概ね自分自身で出来るということが入居条件になっています。従って従来より弊社がサービスを提供しております、中・重度対応型の老人ホームとは真逆の軽度者に特化した老人ホームとなっています。私は今までに六ヶ所の老人ホームを開設してきましたが、今回は全く新しい経験をさせてもらっております。何が違うかというと、先ず入居の際の家財道具が多いということです。中には背の高い観葉植物なども持ってこられた方もおいでになったりと、ご自宅での生活の残像を出来るだけ感じられるようにとのことでしょう。食事は館内レストランを利用されることが大半ですが、食材を用意して居室ですまされることも多くあります。洗濯は、コインランドリーを使ってご自身で、あるいは訪問ヘルパーに手伝ってもらったりして朝早くから動いています。外出は、八重の家のシャトルバスを利用してミ・ナーラまでお買い物に、また通院はアテンドサービスで掛かりつけの医療機関へ、入浴はデイサービスでの入浴機会で物足りない方は、最上階の展望風呂でゆっくり入浴を楽しまれています。事程左様に日常生活においては様々な部分で自由な生活をされている方を多く見受けられます。何よりも私が喜んでいますのは入居されてこられた方々が昨日まで全く赤の他人だったひと同士が仲良くリビング・ダイニングでお話され、お友達付き合いを始められたり、自分より弱い人を手伝ってあげたりする光景を早くも目にするすることができることです。さすがに人生の達人たちだと感心しきりです。この分だと「やすらぎの郷」八重桜版ができるのも遠からずだと感じています。何かと不慣れで行き届かないことも多々ございますが、一所懸命働らかせていただきますのでどうか宜しくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。健康管理も万全です今日は毎週一度の歯科検診の日です。お口の健康しっかり守ります。「お変わりはございませんか?」月に二度、担当の先生が訪問診療に来館されます。ちょっとした体調の変化や気がかりな事も、この機会に相談を。今日はデイサービスの日。「ゆっくりと腕を横に広げていきましょう。」「脚をあげましょう。」熊見先生の指導で機能訓練を行います。笑顔がピカイチの藤本施設長です。「さあ、血圧をはかりましょうね~。」昨今は、地震、台風などによる災害が年中行事のように起きています。私たちの施設でも非常災害時の食糧の備蓄は前からの課題でした。災害発生直後は、水道、ガス、電気といったライフラインが停止する可能性が高いため、加熱調理せずに食べられる保存食と保存水を備蓄する必要があります。又、交通網の寸断により支援物資の配給が届かないことも想定されるため、最低でも三日分は用意しておく必要があるといわれています。今般、八重桜では各施設毎に五日分の非常用保存食・水を入居者、職員用として購入しました。五年間保存できます。毎年増していけば地域の方々にもお分けできると考えております。馳せ走るのひとりごと食の匠非常用保存食西勝康