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概要

BloomLetter102

日本の要介護高齢者人口のピークは二〇四〇~二〇六〇年であることは専門家の間では知られた話です。その時代には介護や医療インフラが圧倒的に足りなくなる恐れがある。そうなるとひと昔以前のような家族介護に逆戻りしかねない「超介護危機」が迫っていると言われていました。ところが今、新型コロナウイルス感染症により医療・介護施設に従事する職員の感染者が多く発生しています。密集・密着・密閉の三密の職場環境での施設内感染の危険性が高いのです。そうなると当然医療・介護の専門職が不足になり医療・介護の専門職が不足になり医療・介護崩壊を招く状態になります。先に申しました二〇四〇年代からの医療介護崩壊危機が今まさに待ったなしで突き付けられることになってしまいました。現在(四月二六日)のところ県内の医療・介護施設での感染者はいないようですが、隣の大阪府のニュースを見ているととても心配な状況が拡大しています。私たちの施設でも入居者、利用者、従業員の中から感染疑い事例が発生した場合の対応を「感染が強く疑われる者/濃厚接触者/それ以外」に分けて学習しているところです。感染防護のための防護服・マスク・シールドマスク・シューズカバー・手袋等もかなりの数確保もしています。しかし今回の政府、各自治体の対応を亦、世界各国の対応をニュース等で知る限りにおいては、やはり初動が最重要であると思われずにいられません。この危機に対峙する覚悟を新たにしながらも、早期の収束を願うばかりです。突然の医療・介護崩壊西勝康デイサービス八重桜平城【四月のお誕生日会】四月生まれの三名様のお誕生日のお祝いをさせていただきました。ご自身の写真の入った手作りのフレームを、介護員が一人一人にお渡しして、これまでの思い出やこれからの抱負を語っていただきました。手作りのフレームには、介護員の心がこもっています。コーヒとケーキで他の利用者さん達との会話もはずみ、「一杯のコーヒ」から、「一切れのケーキ」から絆の輪が広がります。ささやかであれ、まわりの暖かさが感じられる、楽しいひとときでした。【映画鑑賞会】今月の映画鑑賞は、昭和二十年代前半の作品「青い山脈」をご覧いただきました。ご鑑賞の前に皆さまと当時の国民的愛唱歌となり現在でも世代を超えて愛されているこの映画の主題歌を介護スタッフとともに大合唱!やはりモノクロ映画は雰囲気が出ます。往年の大女優原節子主演のオリジナル版を皆様は当時を懐古しながら楽しんでおられました。【今月のカレンダー作り】今日は五月のカレンダー作りに精が出ます。用意された切り絵を思い思いにそして「三人揃えば文殊の知恵」とばかりまわりの皆様ともご相談しながらアレンジして出来上がりです。五月は「鯉のぼり」の月。「母の日」も楽しみですね。「どんなになるかな」と思い巡らし、期待を込めて手作りのカレンダーを手に笑顔を分かち合うひと時でした。今月の名言格言そのうちそのうちべんかいしながら日がくれる相田みつを