ブックタイトルBloomLetter103

概要

BloomLetter103

五月二十五日に、新型コロナウイルス特別措置法に基づいて出されていた緊急事態宣言が全都道府県での解除となりました。その少し前から多くの県で解除されたのを契期に外出自粛も緩和されて街に活気が戻ってきましたが、しかしこれで終息に向かうとの楽観は禁物です。百年前に世界で四千万人もの死者をもたらした「スペイン風邪」が大流行し、日本でも四十五万人以上もの死者が出ました。その時も第一波は五月から七月、そして第二波が十月から翌年五月まで、更に第三波がその年の十二月から翌年五月迄と三つの流行の波が襲ってきました。更に致死率は第一波より第二・三波で高まったという事実があります。歴史に学ぶとすれば今回も第二波はおそらく来ると考えて、今一度感染予防を日常化することを強く意識しなければなりません。こころの遊歩道滝は滝になりたくてなったのではない落ちなければならないことなど崖っぷちに来るまで知らなかったのだまっさかさまに落ちて落ちてたたきつけられた奈落に思いがけない平安が待っていた新しい旅も用意されていた岩を縫って川は再び走り始める大阪万博のテーマ曲「世界の国からこんにちは」の作者島田陽子第二波に備えて西勝康デイサービス八重桜平城【ありがとう母に感謝の日】今日五月十日は母の日。「勇士の後を雄々しくも、家をば子をば守りゆく」の如く、ご家庭を守ってこられた方々、スタッフにとってもお母さまの様な方々への特別な日です。スタッフが感謝を込めてお贈りしたスカーフを早速身に着けられ、色紙で作った花びらで埋まったボードをバックにお一人一人の記念撮影。皆様、お喜びの笑顔があふれて、「母さんの歌」のメロディーが流れる中、コーヒとケーキを共にしながら、思い出話も弾んでいました。【今月の映画鑑賞会】今月の映画鑑賞は、戦前の大女優の人生を描いたテレビドラマ「李香蘭」をご覧頂きました。二時間余りに渡るこのドラマのストーリーが進行するにつれ、皆様は画面に引き込まれて最後まで見入っておられました。終わった後「もう一度観たい」「遅れて来たので、観れなかった所があって残念」などの声も聞かれ、皆様が、今尚持ち続けておられる当時への郷愁、李香蘭への憧憬を改めて感じ取ることができました。【庭園で初夏を満喫】皆様が日中くつろいでおられるフロアの外側にあるテラスからは、手入れの行き届いた美しい庭園と、その向こう側に緑鮮やかな木立が生い茂った丘が見渡せます。日向ぼっこをされていた七、八人の方が、介護員達のリードで昭和二十年代の「鐘の鳴る丘」を唄っておられると、他の方々も続々と出て来られて二十人以上の大合唱となりました。「心地よいね」「綺麗だね」「懐かしいね」などと語り合いながら、初夏の心地よさを満喫されているご様子でした。