ブックタイトルBloom Letter 2020年7月104号

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概要

Bloom Letter 2020年7月104号

地域包括ケアシステムとは、地域の住民が心身の状態が悪化した場合でも、住み慣れた地域において生活を継続できるような仕組みを云います。団塊の世代が全員後期高齢者となる二〇二五年までにこのケアシステムの構築が急がれています。ただ二〇二五年以降も介護需要は増加し続ける傾向は明らかで、二〇二五年は要介護者の急増に向けた入り口に過ぎず、二〇四〇年を超えて長期間にわたり継続する見込みは明白です。介護事業者である私の実感ですと要介護の中・重度の方の平均年齢は八五才前後であることからすると、二〇三五年頃が大変になるのではと感じています。だからまだ時間があるというのではありません。今のままの進め方で住民一人ひとりが実感できる「一体的なケアサービス」の提供が可能になるのか?具体的に云えば、仮にこのシステムにアクセスする方法を知らない人でも、いつでも助けてもらえるような仕組みができるのか?と思うのですが。地域包括の「地域」とは中学校区をおよその基準とする日常生活圏域を想定しているのですが、生活者である個々人にとっての地域とは気軽に助け合える「向こう三軒両隣り」のような「なじみのある関係性がある範囲」ではないでしょうか。そこで、今のうちに更に小さな単位の、しかも同じ属性の高齢者の集団をひとつの集落として作っていくほうが早いのではないかと考えます。国が進めるCCRC(Continuing Care RetirementCommunity)をなぞりつつ、私が提案するのは三十人前後の要介護者向けの老人ホームと、その周辺に四十戸くらいの高齢者住宅です。それを「(仮称)シルバービレッジ構想」と名付けます。次回にもう少し詳しくお伝えしたいと考えます。(仮称)シルバービレッジ構想西勝康デイサービス八重桜平城【七夕作り】七月の「七夕」をモチーフにしたレクリエーションを催しました。まず皆様の願いを込めて頂き、真剣な面持ち或いは笑顔を交えながら思い思いに書き留められていました。次に「彦星と織姫」が年に一度の再会を果たしたように「短冊に書いた願いが叶いますように」と皆様ご一緒に「七夕の歌」を合唱されました。童心に戻っておられる皆様の笑顔から爽やかさが伝わってきました。【今月のお誕生日会】六月は、三名様のお誕生日のお祝いとなりました。毎月、お誕生日をお迎えになる方々のお写真をフレームにアレンジし、お一人一人にお渡しすることが恒例になっております。皆様の拍手の中での記念撮影では、過去を振り返り、思い出をかみしめながら、新たな一年の門出を喜んでおられるご様子でした。ハッピーバースデーの音楽が流れて笑顔満面。来年は、どんな写真の入ったフレームがもらえるのか楽しみですね!多くの方々に祝ってもらえるって、本当にハッピーなことですね。【父の日カラオケで自慢の喉をご披露】日頃の感謝の気持ちを込めて、ささやかながら父の日のイベントを開催させていただきました。父の日に贈る花はバラの花ということで、ケーキには生クリームをバラの形に絞って添えました。職員からは、「高校3年生」の歌のプレゼントをさせていただきました。男性のご利用者様からは、マジックや「同期の桜」の歌のご披露があり、大変盛り上がりました。長生きの秘訣は「感謝の心をもって笑顔で毎日を過ごすこと」と教わりました。ご利用者様から、いつも感謝の言葉「ありがとう」をたくさんいただき、いつも支えになっています。ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。「成長」わけのわからぬ線をひいてこれがりんごと子供は云うりんごそっくりのりんごを画いてこれがりんごと絵かきは云うりんごに見えぬりんごを画いてこれこそりんごと芸術家は云うりんごもなにも画かないでりんごがゆを芸術会員はもぐもぐ食べるりんごりんご赤いりんごりんごしぶいかすっぱいか詩人、翻訳家、絵本作家谷川俊太郎こころの遊歩道