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概要

BloomLetter117

【七夕の手作りおやつ】蒸し暑い日が続く毎日…。ご利用者さまには少しでも涼やかさを感じてもらおうと思い、職員が前日から準備して七夕のお菓子作りをしました。カルピス味の寒天ゼリーの上に、かき氷に使うブルーハワイで色付けしたゼリーを重ねて二層にし、黄桃を星型にくりぬいたものと星の形のかき餅をのせてお出ししました。器にもこだわって透明感のある器を使い、まるで夜空に輝く織姫と彦星のようになりました。ご利用者さまにも評判が良く、皆さま口々に歓声を上げておられました。普段、あまりご自分からお話しにならないご利用者さまも「これは美味しいわ!」と、職員をつかまえ興奮気味に仰る。そんな光景を目にすると、準備した職員もとても嬉しい気持ちになりました。【手作り工作(風鈴絵付)】八重桜本店フロアも少しずつお祭りの雰囲気に包まれてきました。それに合わせて今回はご利用者さまに風鈴の絵付けの工作をしていただきました。どんなものを描いたら良いか分からないと仰るご利用者さまの為に、職員があらかじめ夏の絵柄をプリントした紙を何枚か用意し、それをお配りして、ポスターカラーや油性マジックで、風鈴に思い思いの模様を描いていただきました。花火や蚊取り線香、スイカや金魚など色とりどりの絵柄を一生懸命、描いておられました。職員も手分けしてテーブルに付き、お手伝いをさせていただきました。見事な出来栄え、可愛い模様、描きながらも鳴る風鈴の音色にみんなの心はもうすでにお祭り気分!!夏祭りの日には皆さまの力作の風鈴が天井で鳴り響くことでしょう。青空に雲の峰がそびえ立つ季節です。高齢になると、個人差はあるものの膝痛、腰痛、体力の低下などの状態が現れる人が多くなります。そうなると日常の掃除、洗濯、調理、買い物などの家事に不自由を感じるようになります。例えば、重い掃除機を持って膝、腰を曲げての作業はつらいとか、調理は出来ないわけではないが億劫になって簡単なもので済ませてしまうとか、買物は店まで行けるが買ったものを持って帰るのが大変だ、布団干しはずっと出来ていないなどということもあります。これらは高齢者であればある程度共通にみられる状態です。又、一人暮らしの場合は、電球の交換や固い蓋の開閉など「ちょっとしたこと」に対処できずに困ったり、入浴中に何かあったら不安だとか傍らにいる人の存在がないといった心細さを訴える人もいます。それでは、高齢者の生活が上手く営まれるためには、どのようなことを満たす必要があるのでしょうか。そのためには「五つのこと」と「ちょっとしたこと」をこなすことが必要だといいます。「五つのこと」とは、自分の存在を気にかけていてくれる人がいる「安心の確保」、掃除、調理、洗濯などの「日常的な家事」、通院や買い物などの外出、友人知人等との「交流」、大掃除など「非日常的な家事」のことで、「ちょっとしたこと」とは壁掛け時計の電池交換など、日常生活で不意に起こるようなことです。高齢者の生活支援ニーズは、「安心の確保」を基盤とする「五つのこと」と「ちょっとしたこと」のどこかが上手くいかなくなった時に生じます。生活支援ニーズに対応するサービスは「安心の確保」「日常的な家事」、「外出」、「交流」、「非日常的な家事」、「ちょっとしたこと」をメニューにとして備えている必要があると云えます。様々なサービスを単体で提供している民間事業も増えてきていますが、以上のメニューを包括的に提供する事業所は無いように思います。八重桜では、以前に「おうち老人ホーム」構想という自宅に居ながらにして、老人ホームで受けることが出来るようなサービスを考えていましたが、未だにサービス提供開始には至ってません。何とか早く成し遂げたいと考えています。高齢者の生活支援ニーズ西勝康デイサービス八重桜デイサービス八重桜本店本店予防接種も済み、屋内でのマスク生活にも慣れましたが、この季節には熱中症にも気を付けましょう。屋内でもこまめな水分補給を忘れずに。英語のブルーム(bloom)は開花期・花盛り・元気・健康真っ盛り・顔の健康色という意味です。桜重八Bloom Letter 2021年8月117号