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概要

BloomLetter118

今年の夏は、新型コロナウイルス蔓延のために、一言でいえば「我慢の夏」「緊張の夏」です。まさに「隠忍自重」の日々。日頃の皆さまのストレスを吹き飛ばし笑顔になっていただけるようにとの願いを込めて、夏祭りが開催されました。輪投げ、コイン落としゲーム、たこ焼き、から揚げ、スイカ割り、職員によるビー玉つかみトーナメントゲームやカラオケ、盆踊り等、和気あいあい、笑いあり、涙ありの、ひと夏の楽しい思い出がまた一つ増えました。先日、あるご入居者様から夏の思い出として、幼少の頃、お母さんに浴衣を着せてもらい一緒に盆踊りに行ったことが楽しかった、と教えていただきました。私も朝顔の柄の浴衣を母親に着せてもらい、夏祭りで盆踊りを無心に踊った事が懐かしく思い出されます。なんだか、綿菓子のような甘い、ふんわりとした思い出です。そういえば、蝉の鳴き声も気付けば聞こえなくなり今年の夏も終わっていきます。まだまだ、コロナ感染予防に努めて参りますが、今年も無事に夏祭りが開催できた事に感謝申し上げます。来年の夏祭り、今から楽しみにしています、と嬉しいお言葉をありがとうございます!社員投稿欄作る楽しみ・食べる楽しみ森村正子自分の中で介護は無関係と思っていましたが、母を看病するようになり食が細くなる母になんとか食べてもらおうと、色々と模索しながら調理しましたが結局は何もできませんでした。母が他界して一年が過ぎた頃、デイサービスで調理師として働いてみない?と誘われ介護の現場で働く事になりました。毎日家で作っている料理を提供していましたが、仕入れや毎日のメニューの他、掃除に洗濯と雑用の多さと調理に関する事で周りに相談できる人もいませんでした。そんな時に、介護食士の講座があることを知りすぐに受講しました。よく「介護食士」って何?と聞かれますが内閣総理大臣が許可した公益社団法人全国調理職業訓練協会によって認定される資格で、要介護者向けの食事が提供できる専門知識を学びます。一緒に受講したメンバーにも恵まれ毎週土曜日の一年間でしたがとても楽しく充実した時間になりました。皆とは働く場所や思う人は違いますが頑張っています。私もまだまだ未熟ですが入居者様の楽しい食事のお手伝いが出来れば嬉しいです。八重の家通信16幼いころを思い出す夏祭り小島桂子(敬称を略します)馳せ走る食の匠美味しさとは西勝康私たちは食に関しては、いつも美味しいものを食べたいという願望があります。ところで、美味しいという感覚の要素は味覚であることは誰でも分っていることですが、実はそんなに単純ではありません。味覚(甘味、塩味、旨味、苦味、酸味)以外に視覚、嗅覚や食感があります。食感とは、主な表現としてはさっぱりとした口あたり、なめらかな舌ざわり、つるりとした喉ごし、シャキシャキした歯ごたえ、サクッとした歯ざわりなどがあります。そして、更には食事環境、体の状態、食文化等も影響します。このように「美味しい」と感じるには多くの条件が揃わなければならない訳です。ですから美味しい食事が出来たら、とてもラッキーなことだと思わなければなりません。俳句教室発表句お彼岸で部屋からこっそりご挨拶政後三美子コロナ禍でお墓に行けない今日この頃ですが、ご先祖様に気持ちが伝わりますよさんま焼き野良猫たちと会話する明星明子お好きな猫ちゃんたちを思い浮かべての俳句で、季節感を感じますね終戦記念日永久に季語たれすべての世河野アサ反戦に対する思いが感じられますお盆は皆寄りご馳走を金子きさ子お盆に家族が集まり、ご馳走を食べている風景が浮かびます祖母の日に涙が光る終戦記念日森岡榮子祖母の終戦中の体験が詠み込まれていますアメリカンチェリー今年は粒に会ったことない大山満子粒に会うという擬人的表現が、実感を誘います鮒ずしや小舟浮かべて一服す大城聖三風景を観ながら好きなものを食べておられる風景が浮かびますのひとりごと発行元株式会社八重桜〒630-8113奈良市法蓮町410番地の2