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【母に感謝の催し】母の日当日。八重桜本店でも普段の感謝の気持ちをたくさん込めて、母の日のレクリエーションを行いました。女性のご利用者さまお一人ずつ前に登壇いただき、感謝のメッセージを書いた白板をバックに記念撮影。手にはブーケを用意して撮影しました。撮影後お一人ずつ子育てなどの思い出を語っていただき、最後にプレゼントをお渡ししました。前に出て撮影するのが恥ずかしい様子でなかなか皆さま登壇されにくかったのですが、写真撮影では飛び切りの明るい笑顔に。また、子育て当時の懐かしい思い出やその頃を思い出しながら語られる顔には、充実感が滲んでいました。普段は恥ずかしくて言えない感謝の気持ちは、誰しもが心の奥に持つものです。職員も普段言えない感謝を口に出して伝えてみよう。そう思えた素晴らしいイベントになったと思います。また、母の強さと偉大さを再認識したイベントにもなりました。これからも笑顔いっぱい元気にお過ごしいただければと強く願います。【毎回、楽しみの手作りおやつです】毎月、ご利用者さまには御好評の手作りおやつ、今月も行いました。しかし以前も少し触れたように、コロナ禍において手作りでの提供が難しいご時世とあり、少しでも楽しんでいただけるアイデアをスタッフで考えています。さて、今回のメニューは「お好み焼き」でした。おやつと言えば菓子類や甘い物という常識を破るのと、関西名物の食品を提供しようという意図でのメニュー選出となりました。用意している段階から漂うソースの匂いに、ご利用者さまから「おやつ何かな」と期待の声が。提供した時には皆さまから驚きの声が漏れていました。おやつということで手のひらサイズでの提供になりましたが、皆さまおいしそうに召し上がられていました。同時に「もっと大きいのが食べたい」との声も。ソースと粉ものは皆さま好物なようで、今回も大盛況なおやつの時間となりました。食の楽しみを届けられる手作りおやつ。来月もご利用者さまに笑顔をお届けできるようにアイデアを練っていきたいと思います。デイサービス八重桜デイサービス八重桜本店本店今までにも何度か取り上げてきた二〇二五年問題も今年から団塊の世代の一期目がいよいよ後期高齢者になり始めました。全国の病院の病床数は一日あたり現時点では一三四万床と言われていますが、二〇二五年には全国の入院患者は、一日あたり一三八万人を超えることが予想されており足りません。さらに国の方針では病床数は減らす方向に動いており、二〇二五年には入院が出来ない患者が数万から数十万人も発生する可能性が考えられます。以上のことは避けられない現実であることに対応して「地域包括ケアシステム」が提唱され準備が急がれているところです。キーワードは「在宅」です。入院入所が量的にも経済的にも困難になっていくなか、要介護高齢者が今まで暮らしてきた地域で自宅で在宅医療、在宅ケアを受けながら生活を続けられるようにしようというので「地域包括ケアシステム」です。その為には医療ニーズの高い要介護者への支援を充実させる必要があります。それには看護サービスの導入が不可欠になります。その結果、平成十八年四月に創設された小規模多機能型居宅介護に訪問看護を加えた複合サービスを平成二四年に看護小規模多機能型居宅介護として創設し、同年に訪問介護を定期巡回・随時対応型訪問介護看護としてここでも看護サービスを各々一体として提供する複合サービスが生まれました。このような経緯を見てわかることは、国は今後地域包括ケアシステムの重要な役割を看護師に期待しているといってもいいでしょう。私たち八重桜も時代の要請と受けとめて、訪問看護ステーションの設立の準備を進めているところです。二〇二五年問題と看護西勝康田に水が引かれ、草木が潤う六月です。窓の外で日々濃さを増す緑を楽しみましょう。英語のブルーム(bloom)は開花期・花盛り・元気・健康真っ盛り・顔の健康色という意味です。桜重八Bloom Letter 2022年6月126号