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社員投稿欄訪問看護ステーション開設西原理辺架(敬称を略します)馳せ走る食の匠発酵食品西勝康今年も梅雨の季節が来ました。この時期になると食品が傷み易くなるので、普段よりなお一層食品の管理には気を使います。有害な細菌は食中毒を引き起こす原因になりますが、一方で乳酸菌や麹菌などは人間にとって有益な物質を造り出す「発酵」という現象を起こします。例えば、牛乳に乳酸菌を加えることでヨーグルトが出来ます。味噌やチーズもまた発酵の過程を経て温度や湿度が管理された状態で熟成されることで、様々な風味のものが出来ます。「発酵」と「腐敗」は紙一重ですね。俳句教室発表句母さんの言葉に叱られ愛子泣く西川愛子お母さん思いですね垣根越し卯の花におう夏めく日森岡榮子初夏の香りがしてきそうですねコロナ下天を仰ぎて鯉のぼり大城聖三コロナに負けず泳ぐ姿が目に浮かびます目覚めると紫陽花の花こんにちは政後三美子紫陽花は本当にキレイですよね父の日のわが子の便りに涙する田中鶴太郎お手紙っていいですねゲロゲロゲカエルの合唱梅雨入りだ明星明子泣くときみんなで鳴いてピタッと止まるのは面白いですねこいのぼりあちらこちらにさそわれて倉司寿代たくさんの鯉のぼり良いですねかきねごし卯の花におう夏めく日森岡榮子夏が待ち遠しいですねのひとりごとこころの遊歩道究極の目的はすべての病人を家庭で看護することであるイギリスの看護婦看護教育学者ナイチンゲール去る五月二〇日、日本ヘルマンハープ振興会梶原千沙都会長を招聘し『八重の家ヘルマンハープコンサート』を開催いたしました。ヘルマンハープはドイツ・バイエルン州の農場主であるヘルマン・フェー氏がダウン症の息子のために一九八七年に開発された弦楽器です。フェー氏は、音楽をこよなく愛する息子のために、メロディを奏でられる楽器を弾かせてあげたいと専門家のアドバイスを得ながら試作を重ね、実に十年近くの年月を経てその夢を実現させました。そしてその夢の実現はこれまでに類例のない「バリアフリー楽器」が生まれた瞬間ともいえます。子を想う親の愛が創りあげたこの楽器は、「バリアフリー」の言葉のとおり、小さなお子さんから年齢を重ねた方、お体の不自由な方、また弦楽器に触れることが初めての方も容易に楽しく演奏することができます。その理由はヘルマンハープの特筆すべき奏法にあります。まず専用の楽譜を楽器本体の表板と弦の間に差し込み、次に楽譜に記された音符の玉を上から下へと弾くことによって五線譜が読めなくてもメロディを奏でることができるのです。この度、八重桜は音楽療法の一環としてヘルマンハープを導入いたしました。誰かとともにメロディを奏でる、そしてその音色が誰かの心を包み込む。ヘルマンハープを通じて、フェー氏が描いた優しさのバトンを皆さまとともにたくさんの方々へ繋いていけたら嬉しく思います。八重の家通信21音楽療法の導入西裕聖子「八重桜訪問看護ステーションぷらす」の開設に合わせて入職させていただきました看護師の西原です。今までは特別養護老人ホームや老人保健施設、ショートステイ、訪問入浴、訪問看護ステーションの立ち上げ等に携わってきました。新しく始まる八重桜訪問看護ステーションぷらすに心機一転して勤めさせていただき、気持ちの引き締まる思いで毎日を過ごしています。八重桜訪問看護ステーションぷらすでは認知症やその他、心身の不調を予防する訪問看護、リハビリに取り組んでいます。病気の予防には一次予防から三次予防まであり、一次予防は病気になること自体の予防、二次予防は早期発見・早期治療による重症化の予防、三次予防は病気の再発予防にあたります。ご利用者さま様の状態に合わせて訪問看護の手札を増やし、ご利用者さま様の生活に安心を「ぷらす」出来る訪問看護を提供していきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。発行元株式会社八重桜〒630-8113奈良市法蓮町410番地の2