ブックタイトルbloomletter復刊号66

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概要

bloomletter復刊号66

馳せ走るのひとりごと西勝康食の匠先ごろ、スーパーへ買い物に行った際に鉢植えの山椒の若木が二五〇円で売っていました。若筍煮に使おうと、木の芽だけ買い求めるよりも安上がりで、何よりも新鮮なので迷わずに一鉢購入して自宅の居間に置きました。初めてのことでもあり、翌朝何気なくその鉢を眺めてみると明らかに伸びているのです。その日から毎朝楽しみに伸び具合を見ていると、あれよあれよと最初は一〇センチ位の苗木が二十五センチにもなりいまだに成長途上です。私は、木の芽の香りがことのほか大好きで、筍の木の芽和えなどはシーズンが来ると必ず食します。また、吸い物の吸口には柚子もよいが清涼感のある木の芽の香りが一番です。ちりめん山椒や山椒昆布など、料理にも多彩に使用される名脇役ではあるが、人も「山椒は小粒でピリリと辛い」と在りたいものです。俳句教室発表句(敬称を略します)待ちきれず舌で感じる春の味清水成子春も美味しい食べ物がたくさんありますね佐保川の桜めでつつ花いかだ北ヒデノ佐保川の桜は、本当にきれいですよね。ポーツと見とれてしまいます。新入生桜並木に踊る影片桐賀子楽しそうな、雰囲気が伝わってきますよね。八重桜慣れ親しみし里離れ浅川純子懐かしい感情が伝わって来ます、八重桜の様にパーッと花咲かせましょう!桜咲くよみがえる月日の息吹きかな中西剛桜を見ながら一年を振り返っておられるんですね。どんな事を想ってるのでしょう・・・。お金よりお腹の肉がたまります中橋君江同感です!永遠の悩みですね咲くも良し散るも美し八重桜菅原たけのうわー!美しい桜の風景がパァーッと浮かんできますね。孫産まれ川の桜もにぎわしいスタッフ桜も祝福してくれてるのでしょうね桜餅欲張りすぎてのどつめるスタッフオットー!焦らずゆっくり食べてくださいね最近になってやっと「二〇二五年問題」という言葉をテレビなどで見聞きするようになってきました。改めて言いますと、約六五〇万人いるとされる団塊の世代が七十五歳以上になり、超・超高齢者社会に突入する問題です。医療、介護、福祉サービスが不足する、また人口減少のなか、社会保障財源が不足するという懸念があります。厚生労働省の対策は進んでいるのか、はたまた全て国や自治体任せでよいのか。この問題は、実際には二〇二三年に昭和二十二年生まれの団塊世代の第一陣が七十五歳を迎えることから始まります。時間に余裕はありません。自分たちでできることは、すぐにでも始める必要があります。地域でできることを住民の一人ひとりが考え、この「二〇二五年問題」に目を向けることが重要です。今後、この小欄のテーマとして高齢者の先行きに対する諸々の不安を少しでも緩和できるような記事を掲載してゆきたいと思います。まずは、最も対策が急がれていることの一つに独居老人の安心・安全の確保だと思います。日常生活の中でご不自由されていることの上位に・・・一、緊急時に駆けつけてくれる人がいない。一、家の中の修理、電球の交換、部屋の模様替え一、買い物、散歩、外出時の一人ゆえの不安一、体調不良や一人ではできない用件(「一人暮らし高齢者の生活課題」みずほ総研)などがあります。共通しているのは、決して四六時中のことではないのがわかります。行政、民間企業による安否確認や生活支援サービスも少しずつですが普及してきていますがうまくマッチングしているでしょうか?独居ではあるが、普段は自立生活を送っている高齢者にとっては、煩わしい側面もあるのでは・・・・理想的な暮らしぶりは、構われ過ぎず、タイムリーな支援がある安心生活ではないでしょうか。次回は、引き続き在宅生活を支える様々なサービスについて考えたいと思います。西勝康「二〇二五年問題」をご存知ですか?長谷川美紀(俳句教室担当)