ブックタイトルbloomletter70号

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概要

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馳せ走るのひとりごと西勝康食の匠「三つの味」日本の食材には収穫の時期を追って分類した「走りもの」「盛りもの」「名残りもの」三つの味があります。「盛りもの」とは言うに及ばずその食材が市場に一番出盛る旬のものであり、安くて美味しくて家庭の食卓に登場する機会が多くなるものです。一方「走りもの」はその季節に初めて収穫されて、市場に出回り始めたもののことで、希少な価値を縁起がいいとか、先取りすることを粋とする文化があって少々高くても料理店などでは喜ばれます。また、「名残りもの」とは、過ぎ行く季節を惜しみながら「また来シーズンも美味しく食べられますように」という願いを込めていただきます。このように一つの食材にも三段階の時節があって、まるで青・壮・老と人生を見るようですね。俳句教室発表句(敬称を略します)夕涼み蛍とびかう川のどて上總千江子蛍のお尻が「ピカ!ピカ!」と光って綺麗!すごくロマンチックすね。盆踊り若い日思い輪に入る伊藤みよ子たまには子供に戻ってみんなと一緒に遊びましょう!歳のことは忘れてください。気持ちはいつでも若いです。スイカ割り美味しく食べてタネ飛ばし長谷川勝造みんなでスイカのタネ飛ばす楽しそうな雰囲気が伝わってきます。蝉の声毎日鳴くよ目覚ましだ村田美代よい目覚まし時計ですね、たった七日の命今日も朝から大活躍です。夏祭り金魚すくいにポイ負けた吉村明子すぐに穴空いてしまいますよね、コツを掴んで沢山ゲットしたいですね。「秋茄子を嫁に食わすな」は迷信か堤キヨ子二つの意味があるそうですが良い意味でとらえたいですね。秋の夜はヒグラシの声鳴きやむか志甫孝ヒグラシは、土の中で六、七年地上で一、二週間の命ですね。元気に鳴いているうちは「うるさいな!」と思ったりしますが、鳴かなくなると少し寂しく感じますね。秋空に夏を惜しむか赤とんぼ宅瀬正雄まだ暑い日が続きますが、ちらほらと赤トンボも見る様になって来ましたね。夏休み小遣い欲しくて帰省する職員その気持ち、よくわかります。そしていずれは逆の立場に。「老々介護」とは、介護される人も介護する人も共に高齢者であるということです。今では「老々介護」の状態にある世帯は要介護世帯の内六割を超えています。このような世帯が増えるのは少子化、核家族化が進んできた以上自明なことだといえます。単身の要介護者の問題も含めて政府は、地域包括ケアシステムで解決しようとしていますが単身要介護者が重度化したり、介護疲れで介護者が共倒れになった場合には在宅での生活は不可能になるでしょう。共倒れ防止のためには在宅で介護保険サービスを有効に利用する方法もありますが、それだけでは介護者の人生が半ば犠牲なる恐れが強くあります。私が提案するのは、夫婦あるいは親子揃って地域の施設に移住するという選択肢です。それは、要介護者には介護サービス、生活支援サービスがあり、介護者にとっては自由な生活がある、そのような集合住宅です。このような施設は非常に高額な入居金の要る高級な介護付き有料老人ホームとして既にありました。しかし一般庶民にはとても手の届くようなものではありません。しかし、居室面積の見直しや無駄に豪華な設備や装飾の排除、更に食事も委託も自炊も可とするなど、工夫次第でリーズナブルな価格帯は実現可能になるでしょう。その解決策は、一言でいえば介護・生活支援があり、自立入居者同士の交流を楽しめる共用部分の充実したソーシャルアパートメント(シェアハウス)です。介護は日々プロのサポートを受け、介護者は精神的な支えを役割とする。そして自分自身の残された人生を充分に生きる、そういう生活が可能になるのです。肝心なのは二人揃っての移住です。世帯を分けると経済的な負担が相当大きくなるからです。西勝康老々介護長谷川美紀(俳句教室担当)笑える迷言・「先を読め!」言った先輩リストラに・草食と言われる息子金を食う・なんだっけ?取りに来たのにまた戻る出典blogsyahoo.co.jp