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概要

BloomLetter91

【足の力比べ】五月五日「足の力比べ」というレクリエーションを考えました。バスタオル四枚をガムテープで繋ぐと約三メートルの長さになります。それを足の力だけで引っ張るゲームです。椅子に二人が座り準備が完了。職員の合図によって開始です。足を懸命に動かしてバスタオルを引き寄せようとしますが思うようにはならずに苦戦、周りからは大きな歓声が上がります。速い方だと十秒ほど、遅い方だと一分以上かかりますが、全員がバスタオルの引き寄せには成功しました。大声をだす、足を動かす、ちょっとしたリハビリにもなり、楽しい時間を過ごせました。【母の日】五月十二日今日は母の日です。ファミリーモア平城館にいらっしゃる女性利用者様全員が対象です。辛いこと、嬉しいこと、色々な出来事が詰まった人生だったと思われます。そして現在静かな生活を手に入れられて楽しい時間を過ごされている利用者様に対して感謝の気持ちを込めて、手作りで香り付きのカーネーションを作らせて頂きました。それぞれにお渡しして、記念写真をパチリ!とても素敵な笑顔になりました。毎日この笑顔の日々が続く様に我々職員一同、日々努力していきたいと思いました。【ボウリング】五月十四日今日のレクリエーションはボウリングです。利用者様の大半は初めてとのことです。テーブルにピンを並べてボールを転がしてみましたが、まっすぐに進まず見当違いのコースへ外れて大爆笑です。そこで職員が一緒になってボールを投げてみるとアラ不思議!ボールは見事にピンを倒しました。それで少しコツを掴まれたのか、利用者様一人でもピンを倒せるようになり、ストライクが出たときには大はしゃぎとなりました。本日は貴重な時間をいただきありがとうございました。ご利用者様と接し、お世話させて頂くことで多くの学びを得ることが出来ました。利用者様が何かを取ろうとしていたので、その物を手渡すときに「どうぞ」と優しいトーンで話しかけ、目を見てニッコリとほほえむと利用者様も笑い返してくださいました。その時に、これがホスピタリティということなのかもしれないと感じました。他にも、認知症の方が同じことを何度も言われても、新鮮な応答を繰り返し、プラスの言葉を投げかけることでご利用者様が徐々に心を開いてくださるのを実感でき、とても嬉しかったです。一日の中で会話に困り、黙ってしまうこともあったのですが、そのようなときにご利用者様が話しかけてくださり、救われることが多々ありました。接客する側される側という壁を越え、人として向き合ってくださる方がたくさんいらっしゃり、デイサービス八重桜はとても暖かい場所だと感じました。ホスピタリティの心は、ご利用者様だけではなく職員の方々からも学ばせて頂きました。ご利用者様と親しげに、時には友人同士のようにくだけた会話をしつつも、相手への敬意や気づかいを忘れない対応に感銘を受けました。例えば、しりとりゲームの時など、各々のご利用者様が思い思いの言葉を発する中、そのどの言葉も取りこぼすことなく対応し、かつ場が盛り上がるような言葉をポンと話される姿を見て、私もそのように思いやりがこもった柔軟な対応が出来るようになりたいと強く思いました。他にもお手洗いに行こうとして立ち上がるご利用者様を見逃さず、必ず寄り添い手を貸すところを見て、いかに職員の人がご利用者様に注意深く気を配っているのかを知ることが出来ました。お見送りする際も外まで出て、ご利用者様の姿が見えなくなるまで手を振るのを見て、最後の最後まで心安らかにいてもらおうという職員の方の気持ちを感じ取りました。このように暖かい職員の方が多くいるからこそご利用者様は安心してデイサービス八重桜に通い、笑い合うことが出来るのだと思います。これからは銀行行員として多くのお客様とお話ししていくと思いますが、本日学んだ思いやりの心、ホスピタリティの精神、細やかな気遣い等を忘れずに励んでいきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。田中京花デイサービス八重桜平城県内銀行の新入社員さんの接遇研修を受けました職場研修レポート