ブックタイトルBloomLetter93

ページ
3/4

このページは BloomLetter93 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

BloomLetter93

【憧れのハワイアンバンド】七月十九日ハワイアンバンドの日は、利用者様も期待でワクワク、ソワソワです。歌やフラダンスはとても不思議なパワーがありますよね。特にご自身の若い頃に聞きなれた歌は一瞬にして昔の青春時代に連れ戻してくれます。ハワイアンバンドの皆様もその辺りは心得て、ムードあるハワイアン曲を演奏していただきました。更に回想療法の一種として若かりし頃に流行った「瀬戸の花嫁」「青い山脈」・・・等も演奏していただき皆様大きな声で合唱されました。その表情はとても穏やかで歌詞は忘れていても気持ちはその時代に戻っていました。【楽しい工作の日】七月二三日今日は涼しげな海の生き物を作りました。青・赤・オレンジ・黄色など色とりどりの紙を利用者様が器用に折り曲げていきます。時々隣の方の作業を覗き見しながら金魚などを作っていく姿はとても楽しそうな感じです。画用紙一面に出来上がった魚が埋まっていく過程は、まるで本物の水族館を再現していくようです。利用者様の作る作品はとても個性的で、わざわざペンを使って目鼻を書き足す方もいらっしゃいます。私たち職員はそれぞれの皆様の個性にあった介助・介護を心掛けようとこの工作を見て改めて思いました。【お誕生日会】七月二四日人生百年と呼ばれる時代になりましたね。平城館でも九一歳の女性の方が今日元気にお誕生日を迎えられました。職員一同とてもうれしい気持ちでいっぱいです。身体は少しご不自由ですが気持ちはとても若く、スタッフとの会話でも冗談交じりの楽しい返事を返していただいています。職員手作りのバースデー色紙を真ん中に、満面の笑顔の写真が撮れました。歳を取ることがいろいろ話題になる昨今ですが、この世代の方々のご苦労がなければ現在の私たちの暮らしもなかったと思っています。長生きをしていて良かった、楽しかったと、そう感じていただけるような寄り添った介助、介護を意識して仕事に励みたいと思います。歳と共に体力も弱り、気が付けば一人暮らしになっていて要介護認定もでた。今の日本の高齢者施策では、なかでも低所得、低資産の人々が快適で安心な生活を望むのは無理なのでしょうか。先の長い老後人生を、限られた年金収入と貯蓄で生き抜けるかどうかは生活費を如何に低く抑えるかによります。そこで八重桜は提案します。高齢者の集合住宅が前提になりますが、施設の運営事業者と入居利用者が手を携えることで老後資金の減少を和らげることが可能になります。その心は「自助」「共助」「互助」にあります。「自助」は身の回りのことは概ね自身でするし、できる軽度要介護者に特化することで人件費の縮小を、「共助」は、介護保険制度の活用で家賃、管理共益費を極小化するために介護報酬を利用させていただく、更に「互助」は施設内でのサークル活動や、食事会など交流の活性化を計り、通い合う気持ちを醸成して、日常的な楽しみを、お金を掛けずに作る。そしてさらに施設の食堂では原価率を上げて、安く値打ちのある食事を提供する。以上のことをすれば月額七~八万円で不自由のない生活ができます。それが我田引水ですが今建築中の「L・ファミリーモア八重の家」なのです。国や自治体の施策の不備不足をあげつらう前に、事業者と利用者が共に知恵を出し自助努力を重ねたうえで既存の制度を最大限に活用すれば乗り越えられることもあると思います。西勝康デイサービス八重桜平城今月の名言格言空は落ちてこない山より大きなイノシシは出てこない田中角栄低料金、低資産それでいて人生百年時代